C. Antonetta Mahan ‘Seicho’
C. Antonetta Mahan ‘Seicho’
於:翠香園さん(宝塚)、2010年5月中旬、花径約15cm
カトレヤ アントネッタ・マハン ‘セイチョウ’
(C. Marcia Foster x C. J. A. Carbone (01/01/1977))
旧属名表記 Lc. Antonetta Mahan、Sc. Antonetta Mahan
銘花 C. Irene Finney(アイリーン(アイレン)・フィニー)と春~初夏咲きラベンダー系有名銘花の双璧を成す存在といっても過言ではない素晴らしい品種だと思います。着花輪数や花着き、花保ちでは C. Irene Finney の方に軍配が揚がるようですが花型では C. Antonetta Mahan が優勢のように思います。
本種の個体中でも独特な色彩と花容を持つ極淡く色付くペタルが上品な極美花。翠香園さんの選抜入賞個体です。本種の優秀個体には、どちらかというと、C. Marcia Foster の面影が色濃く残った個体が多いようなのですが、‘Seicho’は C. J. A. Carbone 似です。
ちなみに、この花の個体名は入賞が日本・蘭協会(JOS)の宝塚での月例会においてであったことから、宝塚の有名な寺院、清荒神清澄寺(きよしこうじん せいちょうじ)に因んでいるとのことです。
・PC/JOS = 77P, NS142mm, 1974年