※2016年12月25日内容更新
※2016年12月25日内容更新
於:松坂屋洋蘭展(大阪天満橋)、2004年01月19日、花径約12cm、※古いネガフィルムからのスキャンのため、画質が悪くてスミマセン!
リンコレリオカトレヤ バーガンディー・スプレンダー ‘クリスマス・キャロル’
(Rlc. Sally Taylor x Rlc. Ruth Davis (30/11/2004))
旧属名表記 Pot. Burgundy Splendor、Rsc. Burgundy Splendor
本種の親 Rlc. Sally Taylor(サリー・テイラー)は、赤花の整型花を生む優秀な交配親としても知られ、赤花優秀花 Rlc. Miya's Radiance(ミヤズ・ラディアンス)などの数々の優秀花を生み出しています。ただし、この系統は花径を大きくする素質には、やや欠けるようですので、育種交配に際し、その点は要注意かと思います。また、もう一方の親 Rlc. Ruth Davis(ルース・デイビス)の交配は C. Bethune x Rlc. Oconee (18/12/1992) で Rlc. Oconee(オコニー)は言わずと知れた赤花の重要な親品種で、C. Bethune(ベスーン)は彩度の高い濃い赤紫色の極整型花を着ける品種です。
目眩がする程に濃厚で真っ赤な花色がとにかく素晴らしい極美花だと思います。フラットに展開する花容も良いと思います。
「於:松坂屋洋蘭展(大阪天満橋)、2004年01月19日」分の画像の花は、かつて大阪の和泉市にあった藤井洋ラン園さん出品による、とにかく真っ赤な花色が鮮烈で印象的な花でした。立派な株姿に比して、花径は12cm前後とやや小さめの印象でしたが、オーバーラップするペタルと均整のとれた展開の良い花容から、まるで何か、そのエネルギーのようなものを放射しているのではないかと思われた程に見事な魅惑の極美花に惚れ惚れし、しばし足を止めて見入ってしまったことを今も憶えています。
ちなみに以前、千葉のIさんという方に出会い、この株の貴重な分け株をお譲り頂ける幸運に恵まれたのですが、当時の我が家のミニ温室の特等席で愛培していたにも関わらず、少しずつ衰弱して星になってしまいました。ただ、最近、まだ健全な分け株がベテランの方のところで大切に栽培されていることを知り安心しています。
・Rlc. Sally Taylor = Rlc. Manu Ula x Rlc. Fuchsia Fantasy (01/01/1985)
・Rlc. Ruth Davis = C. Bethune x Rlc. Oconee (18/12/1992)
※Rlc. Burgundy Splendor の親品種(栽培・画像提供=サンセットさん)
リンコレリオカトレヤ サリー・テイラー ‘レッド’
(Rlc. Manu Ula x Rlc. Fuchsia Fantasy (01/01/1985))
リンコレリオカトレヤ バーガンディー・スプレンダー 実生2
・Rlc. Crimson Radiance (Rlc. Burgundy Splendor x Rlc. Miya's Radiance (11/09/2011))
・Rth. Maui's Charmer (Ctt. Chocolate Drop x Rlc. Burgundy Splendor (16/04/2012))
・Rlc. Exotic Ruby (Rlc. Toshie Aoki x Rlc. Burgundy Splendor (30/10/2008))
於:松坂屋洋蘭展(大阪天満橋)、2004年01月19日、花径約12cm、※古いネガフィルムからのスキャンのため、画質が悪くてスミマセン!
リンコレリオカトレヤ バーガンディー・スプレンダー ‘クリスマス・キャロル’